一般に光と言われるのは、網膜を刺激して色や形を認識できる範囲の波長を指します。
いわゆる可視光線と言われるもので、380〔nm〕から780〔nm〕に当ります。
(〔nm〕「ナノメートル」は1/1,000,000〔mm〕)
下図は波長と色の関係を表したものです。
それでは目に見えない不可視光線はどうなのでしょうか。
波長が短い順に 宇宙線、X線、紫外線となり、上図の青黒い方へ繋がっていきます。
波長が短いほど、エネルギー密度が高くなり、量にもよりますが人体に影響を与えます。
レントゲン撮影のX線や紫外線が危険視されるのはこのためです。
波長が長いほうはどうでしょう。
上図の赤黒い方より、赤外線、レーダー波、FM波の順で波長は長くなっていきます。
紫外線や赤外線は目では見ることができませんが、例えば『ブラックライト』と言われる照明は
紫外線を放射しているので、近くに蛍光塗料を置くと発光しますし、
コタツの中は暗いですが、赤外線を放射しているので暖かさを感じることが出来ます。
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